矯正歯科専門 東京都渋谷区神宮前(表参道、原宿) |
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置
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鋳造後 | 荒研磨後 | 最終ポリッシング後 | ||
左から、鋳造後、荒研磨、最終研磨の状態です。出来上がりは、つるつるの状態ですので、舌で触ってもチクチクしたりザラザラしたりすることは一切ありません。 |
下の図は従来の舌側矯正のブラケット(歯に接着してワイヤーを入れる器具)との厚みの比較です。歯の舌側面は、それぞれの歯の厚みに違いがあるため、唇側をきれいに並べるためにワイヤーを屈曲するか、ブラケットの厚みを調整して補正する必要がありました。
具体的にはワイヤーの形状をキノコ型(マッシュルーム型)にして調整するか、ブラケットの接着面と歯の間に樹脂をはさみこんで補正する方法をとっていました。
しかし、この補正操作により舌側装置はバルキー(がさばって場所をとること)になり、これが舌に口内炎を発生させたり、舌の動きに影響して発音が不明瞭になる原因とされていました。
この点をふまえてカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムでは可能なかぎりブラケットベースを薄くして作製されており、結果として、矯正装置の異物感がなく口腔内が狭くならない 発音障害がおきにくい ストレスがないという患者さんの負担軽減がなされています。
従来型の装置 | カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システム |
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムは従来のものに比べて、ブラケットの厚みが極力薄く、違和感にないように作成されています。 | |
青のラインはカスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムのワイヤーの位置になります。 赤、黄色は従来の矯正装置のワイヤー位置です。カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムでは特に前歯の領域で、舌の動く場所が狭くならないように設計されています。 |
舌側矯正では、歯にブラケットを付ける位置にエラーがあると、唇側矯正に比べて歯の並ぶ位置は5倍以上のエラーとなって発現する特性があります。
このことからも、舌側矯正ではブラケットの正確な位置決めが極めて重要なポイントになります。
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムでは、患者さんの歯型を3Dスキャンコンピューターにより精密に計測するため、ブラケットを歯につける位置に誤差がなくなり、歯は短期間のうちに正確に計画した位置に並んでいきます。
結果として無駄無く正確に目標の歯列形状をつくることができるため治療期間の短縮につながっています。
左右は唇側および舌側の赤い点を中心にして、歯を7度反時計周りに回転させた図です。 舌側から7度回転すると歯の先端は唇側から回転した場合の5倍移動します。舌側から歯を正確にコントロールするには、ブラケットの位置の正確さが不可欠です。 |
治療中の実際の歯列 |
予測模型(セットアップモデル) |
治療中の実際の歯列 |
予測模型(セットアップモデル) |
ブラケットの位置決めと、ワイヤー形態が正確にできているため、予測模型(セットアップモデル)と実際の歯列が、ほとんど同じ状態で並んできます。 |
コンピューターにより、模型は3Dスキャンされて理想的な位置にブラケットが配置されてゆきます。 |
舌側矯正では、矯正医にとってワイヤー屈曲は技術と経験のいる作業でした。歯の裏側の歯面に沿ったワイヤーの形態は複雑なため、矯正医によるワイヤー作製(曲げる時間、治療時間)に長時間が費やされました。
また、人の手によるもののため、異なるワイヤーで同じ形状のワイヤーをつくる再現性には限界があり、ワイヤー交換のたびに、歯に不必要な動きが生じて、歯にも負担がかかり治療進行が遅くなる原因にもなっていました。
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムでは、コンピューターが患者さんの歯型の模型を3次元的に解析して(3Dスキャン)その位置情報から、ロボットがワイヤーを作製しています。
ロボットが作製するワイヤー形状は、太さの異なる最初のワイヤーから最後のワイヤーまで全く同じ形状でコピーして屈曲されており、誤差は極めて小さく正確に形態が再現されています。
ロボットがコンピューターの情報から正確にワイヤーを屈曲してゆきます。歯をむだな動きなく理想的な位置に並べてゆきます。
前歯の前後的傾斜は、矯正用語でトルクと呼ばれており、患者さんのバランス良いプロファイル(横顔)と深い関係があります。つまり前歯の前後的傾斜度は、患者さんの口元の審美性に大きな影響を与えるのです。
前歯の前方傾斜度が強ければ出っ歯の傾向になりますし、後方傾斜度が強いと口元は後退しすぎる感じに見えます。適正な前歯部の傾斜度は、きれいな横顔をつくるキーなのです。
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムは、前歯の前後的傾斜度を正確にコントロールすることが可能で、使用するワイヤーには、それぞれの患者さんにとっての理想的な前歯の傾斜度を与える情報が計算されて作製されています。
ブラケットの縦の溝に断面が長方形のワイヤーがしっかりはまり込むため、正確な歯の前後傾斜のコントロールが可能です。
舌側矯正治療中の虫歯のリスクについて、多くの患者さんから質問を受けます。
舌側矯正は見えにくい部分に装置がついているために、歯磨きが十分にいきとどかないで虫歯になりやすいのでは?ということです。
ドイツのハノーバー大学の研究機関より、唇側の矯正装置をつけた患者さんと、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムを装着した患者さんとの間で、虫歯の罹患率の差を調査した報告があります。
調査結果では、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムで治療した患者さんの虫歯発生率は、唇側の矯正装置で治療した患者さんの、約1/5という結果でした。
つまり、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システム治療は、唇側の矯正治療に比べて虫歯になりにくいという事が結論です。理由を考察してみますと、
などが考えられています。このことからDr. Wiechmann は、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムでの治療を、虫歯罹患率の高い、若年者(小学生、中学生の年齢層)にも積極的に行っています。
矯正装置は、歯ブラシがわるいと装置の周りに虫歯ができるリスクがあります。カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムは、そのリスクを1/5に減少させます。
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムのブラケットベース面は、従来型の舌側矯正ブラケットに比べて大きいため、接着面積が大きくなるため歯への接着力は強くなります。治療中にブラケットがはずれますと
などの不具合が生じますので、この点でも有利になります。
カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムの作製は、現在ドイツのバドエッセンの工場で行なわれています。日本から、採取した患者さんの模型をドイツに送り、カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) Incognito システムを作製した後に日本に送り戻されます。
このため、患者さんの歯型とかみ合せの記録をとってから装置のセットまでは、約5週間のお時間を頂く事になります。準備から装着まで時間がかかるのが少ない欠点です。
※カスタムメイド型リンガルブラケット矯正装置(インコグニート) 完成物薬機法対象外の矯正歯科装置であり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
個人輸入により入手しているため下記のページをご覧下さい。「個人輸入において注意すべき医薬品等について」同一の性能を有する国内承認医薬品はあります。詳しくはお問い合わせ下さい。
米国、カナダにて医療機器として承認されており、これらの国における添付文書に重大な不具合報告の記載はありません。
■本商品の問い合わせ先
電話:0120-296-303
Eメール:incognito.jp@mmm.com
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