矯正歯科専門 東京都渋谷区神宮前(表参道、原宿)
インコグニート 杉山矯正歯科

唇側からの矯正治療

矯正装置はつける場所により、歯の表側につける矯正装置と、歯の裏側につける矯正装置に分類されます。ここでは、歯の表側(唇側、頬側)につける矯正装置の種類と特性についてご説明いたします。

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矯正装置の種類

1.金属製の矯正装置(ブラケット

昔から使用されてきた、オーソドックスなタイプの装置です。基本的には、ニッケル、クロム等よりできた合金であり、経時的なブラケットの変色、変形はほとんどありません。

最近では、金属アレルギーの患者さん用に、生体に親和性の高いチタニウム製のものも選択することができます
以下に、メリットとデメリットをまとめました。

メリット

  • 材質が頑丈なため、咬合力、矯正力などによる変形、破折がない。
  • 歯を動かすワイヤーとの摩擦抵抗が少ないので歯が早く動く。
  • 装置についた汚れがわかりやすい。
  • 歯を動かすワイヤーの情報を正確に伝える。
  • 経済的に安価。

デメリット

  • 装置自体が目立つ。
  • ブラケットと歯があたると、歯が削れることがある。
  • 金属アレルギーを起こすことがある。

2.透明な矯正装置

20年ほど前より開発された審美性もかねそなえたブラケットです。材質は、セラミック、硬質プラスチック、サファイヤ結晶などがあります。

セラミック製、サファイヤ単結晶のものは、治療中の変色が少なく審美性に優れますが、ワイヤとの摩擦抵抗が大きく、治療期間がやや長くかかる傾向があります。
硬質プラスチック製のものは、やや壊れやすい傾向があるのですが、摩擦抵抗も少なく、変色もおきにくい材質ですので最近臨床で広く使用されております。

メリット

  • 装置自体が目立たない。
  • 歯と装置があたっても歯はけずれない(硬質プラスチック製)。
  • 金属アレルギーがでない。

デメリット

  • 金属製のものに比べて壊れやすい。
  • 装置につく汚れがわかりにくい。

どの装置を選択して矯正歯科の治療をおこなってゆくかは、上記の特性を患者さんにご説明のうえご相談して決めております。

選択する矯正装置により、治療期間、費用に若干の差はありますが、治療の効果、結果が変わることはありませんので、ご安心下さい。


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