- 矯正歯科の治療の期間はどの程度かかるのでしょうか？
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治療期間につきましては、個人によりまちまちですが、一般的に口の中に装置が入る期間が、短いケースで６〜１２ヶ月、長いケースで、２年から２年半ほどかかります。
また歯を動かしたあとに、歯を固定する期間が１年〜２年ほどかかります。それぞれの方の詳しい治療期間は、検査、診断ののちお話することができます。
- 歯並びを治すのに、歯を削って治療期間を短くできる方法もあると聞いたのですが？
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歯を削って歯の形を変え見た目を良くする方法も治療法のひとつですが、将来作り直しをする時期があること、また歯の根の方向と人工歯の方向が異なる場合には無理な力がかかり歯の寿命を短くしてしまう場合もあります。
矯正歯科の治療は、基本的にご自分の歯を並べかえる方法ですので、治療後のメンテナンスさえしっかりすれば、一生ご自分の歯を使っていくことができます。
- 矯正歯科の治療では、健康保険が適応されるケースがあると聞いたのですが？
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矯正歯科の治療は、基本的に自費治療になりますが、例外的に唇顎口蓋裂という、先天性に口唇、口蓋が癒合不全を起こしているケースと、顎の骨が変形し、治療のために外科手術を伴った矯正歯科の治療を行うケースは健康保険が適応されます。
ご自身が、以上の適応を受けられるかどうかは、ご相談下さい。
- 現在、虫歯で治療が必要な歯がありますが、矯正歯科の治療も考えております。
どのように治療を進行させればよろしいでしょうか？
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基本的に虫歯、歯槽のう漏を治療してから矯正歯科の治療はスタートします。しかし、矯正歯科の治療では、場合により何本かの歯を抜歯して治療を行うケースがあるため、虫歯治療をする前に矯正治療の検査を受けて頂き、治療計画をたててから、矯正医師により、一般治療の先生に治療依頼をする方法が一般的です。
つまり、矯正をお考えの場合は、まず矯正の診査診断を受けるのが第一のステップです。
- 矯正歯科の治療では健康な歯を抜いて治療することがあるとのことですが不安です。
どうしても、歯は抜かなければならないのでしょうか？
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日本人の場合、矯正歯科の治療を受診される方の約７割程度が抜歯をして治療を受けております。抜歯を行う理由のほとんどは、歯が大きすぎて、顎の中に並びきれず歯並びが悪くなるか、前に向って歯が飛び出して出っ歯になっているケースです。
このようなケースで、無理に歯を抜かず治療しますと、歯がさらに前に出てしましい、また不安定な状態のためすぐに元の状態に戻ってしまいます。矯正医もできるだけ歯は抜かない方法を考えますが、結果を悪くしてまで、非抜歯で治療は致しません。
また抜歯した空隙は、歯を移動することで必ず閉鎖いたしますし、歯の数は減りますがものを咬む効率は、むしろ向上することのほうが多いです。
人により治療法は違いますので、詳しくは、来院してご相談して下さい。
- 最近,肩こりがひどく、時には首の周囲に痛みがでることもあります。
また､顎が開きにくい感じがして､大きく開くとポキッという音がするようになりました。かみ合わせに問題があるのでしょうか？
これは矯正歯科で治療は可能でしょうか？
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顎の中で開口した時に音がする原因として､顎の関節内にある骨と骨の間のクッション(関節円盤）の変形、位置異常が考えられます。一度変形した関節円盤は元の状態に戻りませんが､顎の開きにくい状態は通常1〜2ヶ月で消失することが多いです。
また、肩こり､首の痛みなどの症状を引き起こす原因としては､ストレス､背骨の彎曲異常、かみ合わせの異常等の複合的要因が考えられます。
ケースによっては矯正歯科の治療でかみ合わせを治すことにより効果のでる場合もありますので詳しくは来院してご相談ください。
- 矯正歯科の治療を受けようかと思っているのですが、近い将来に国内もしくは海外に転勤する可能性が強いです。どのようにしたらよいでしょうか？
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矯正歯科の治療は、2年、3年と治療期間がかかる場合が多いので、ご質問のように転勤により、通院することが難しくなる場合もあります。
その際には、転勤先で当院と同じ矯正法を行っている矯正専門医をご紹介いたしております。また海外に転勤の際でも、当院ではインターナショナルな矯正医のネットワークを持っており、もちろんご紹介できますのでご安心下さい。
- 私は､笑うと歯ぐきが目立ってしまうのですが､矯正治療で改善できますでしょうか？
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歯ぐきが目立つのは､上のアゴの位置が上の唇の位置に対して下方にあるのが原因ですが、2〜3mm程度でしたら矯正歯科の治療のみで上の前歯を上方へ移動することができます。
それ以上の改善には､外科的に上の顎の位置を上方に移動する方法をとり、改善が可能です。
- 私の友人が矯正歯科の治療を受けたのですが、治療後に虫歯をつくってしまったとのことです。矯正治療による副作用について教えてください。
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どんな病気の治療にも多少リスクがあるように、矯正歯科の治療も例外ではありません。矯正装置をつけていますと､歯磨きはしにくいので普段以上にケアをしないと虫歯や歯槽のう漏になる危険が高くなります。
矯正歯科の治療を受けるにあたり当院では、歯ブラシの方法はもちろん､治療中のメンテナンスを徹底して行っております。患者さんが当院との約束ごとを守って協力して頂ければ、大きな問題がおきることはありません。
また､患者さんの体質により､歯の根の長さが短くなってしまったり、歯肉がさがってしまったりするケースもまれにありますが、矯正治療前､中､後の審査をしっかりと行うことにより、問題は最小限におさえることが出来ますので安心下さい｡
- ８才の子供がおりますが､上の前歯がねじれた状態で出てきております。
いつから矯正歯科の治療をはじめたらよろしいでしょうか？
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矯正歯科の治療は、乳歯列、または乳歯と永久歯の混合した永久歯完成前の治療と、永久歯の完成後の治療の２つのパートにわかれております。永久歯完成前では､主に顔面の成長発育を適正に導く骨格の矯正治療および､乳歯から永久歯へのはえかわりが問題なく進行するように経過観察することが主となります。
ご質問のケースですが､前歯のねじれから、アゴの成長発育や､永久歯へのはえかわりの問題を起こさせる場合は矯正歯科の治療をスタートとすることとなります。しかし、上下の顎の位置関係も関連してきますのでやはり実際口腔内をおみせ頂いて、詳しい検査を行った後に治療のスタートする時期を決定することとなります。
- essix という見えにくいマウスピースの矯正をはじめようと思っています。全体的な矯正はessixでは出来ないのですか？
また、全体的な矯正をマウスピースで行うにはどの矯正法が適していると思いますか？アクアシステムはマウスピースが目立つと聞いていますので、他にあれば教えてほしいです。宜しくお願いします。
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essix に関しましては、一般的には一部の歯を移動する際に使用する装置です。
また、アクアシステムはマウスピースの作り替えの際、歯形のかたどりをその度行なう必要があります。
もう一つマウスピースにより全体的な矯正歯科の治療を行なう方法には、マウスピース型矯正歯科装置法があります。マウスピース型矯正歯科装置法の特徴ですが、数枚から、数十枚のマウスピースを、２週間毎交換して少しずつ歯を移動する装置です。マウスピースのプレートの厚みが薄く慣れてしまうと、装着違和感は少ない方法です。
- 歯列矯正を希望しているのですが、半年後にアメリカに数年留学する予定があります。
日本で矯正をスタートするのがよいか、アメリカで始めるのがよいかアドバイスお願いします。
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矯正歯科の治療で、最も大切なのは症例の診断と治療方針の決定なのですが、各先生により若干異なる場合があります。よって受診する先生をどのようにして選ぶかは、非常に大切です。担当の先生は変わらないのが望ましいのでアメリカに何年かいらっしゃるのであれば、アメリカの良い先生を探すべきでしょう。
医院選択の方法は、アメリカでは、矯正専門の免状（American Board of Orthodontics 略称 ABO ) を持っている先生か否かが一つの目安となります。
- 最近、取り外しができる透明な矯正装置があるとの話しを聞きました。
どのようなものでしょうか？
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いくつかのマウスピースを２週間おきに交換して歯をうごかしてゆく矯正治療の１法です。通常のワイヤーを使用する治療法との違いにつきましては
- ほとんど装置がみえない。
- 食事、歯ブラシは装置をはずして可能
- ワイヤー等での口内炎、粘膜の炎症が起きない
- 患者さんの協力が100％必要
等があります。
治療期間は、ワイヤーによる治療とほぼ同じですが、重要なことはこの治療法は、適応される症例が限定されますので全ての症例に適応できません。基本的に、軽度の歯のねじれ、がたつきを改善することは可能です。
